SONY SRS-NS7をBRAVIA XR以外に繋いでのレポート

GADGETS

2021年10月に発売したソニーのワイヤレスネックバンド型のBluetoothスピーカーSRS-NS7のレビューです。

本機はソニーのTVの中でもフラグシップ機であるBRAVIA XRシリーズ(認知特性プロセッサーXR搭載モデル)に接続をする事によって5.1.2chのDolby Atmos(R)の立体音響コンテンツを堪能する事ができるのですが、あいにく我が家のTVはBRAVIA XRシリーズどころかそもそもパナソニックのTV。

ですので本機は2chステレオ再生しか対応しておりません。よって同じようにBRAVIA XRシリーズ以外での接続を考えている人に参考になればと思います。

なお言わずもがなですが、このブログの情報によって購読者さまに如何なる不利益が生じましても責任を持てませんので予めご了承ください。

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レビュー

SONYのSRS-NS7の公式サイトはこちらになります。スペックの詳細は間違いがあるといけないので公式サイトにてチェックをしてください。

SRS-NS7 | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
ソニー アクティブスピーカー/ネックスピーカー 公式ウェブサイト。アクティブスピーカー/ネックスピーカーSRS-NS7の商品ページです。

購入意図・使用用途

ここ10年以内くらいに作られたTVは各社薄型である事が最大のポイントとなっており、一部のフラグシップ機以外はその分音質が削られた印象は拭えません。

我が家で使用しているPanasonic TH-49CX800も同様で、映画や海外ドラマはもちろん、通常の地上波バラエティ番組でも役不足感が否めないチープなスピーカーとなっています。(*余程そこにお金をかけない限り、スピーカー部分は薄くなる=サイズが小さくなるほど音が貧弱になりますので。)

映画やドラマ(特にディズニープラスの海外ドラマ)を頻繁に観る私は、他の皆さんと同様にTVの前に設置するサウンドバーを導入して数年は凌いでいたのですが…、我が家には猫がおりまして、猫を飼ってらっしゃる人はよくご存知だと思うのですが猫って頻繁にゲ□を吐くんですよね。

で、サウンドバーにゲボッといかれサウンドバーが壊れてしまいまして(しかも複数回。どうやら猫にとっての安全なゲ□スポットになってしまったようで…泣)、修理をしたり新しいサウンドバーを導入しても良かったのですが猫がいる以上ゲ□リスクは避けられないじゃないですか。(*猫は狭い所や細い所を好みますのでよくサウンドバーの上を歩いていましたし…汗)

そこで、5.1ch以上のサラウンド効果は一旦諦めて、それでも迫力ある音で映画やドラマを観たい(と言うか適正音量でTVの中の人の声を聴きたい)思いもあり、2021年10月にSONYのSRS-NS7が発売されるやいなやすぐに導入をした次第です。

音質

はっきり言いまして、同価格帯のサウンドバーですと疑似的に5.1chや5.1.2chを再生できる機種もありますので、それには迫力の面、特に包まれ感では絶対に負けます。

ただし、音質と言う面で言えば同価格帯のサウンドバーに比べてそこまで差があるかと言えば、個人的には差が殆どないかなと思います。

単純に耳までの距離が違いますので、耳に届くまでの距離で音の成分を損失してしまうサウンドバーよりも、耳の近くに置く事のできるネックバンドスピーカーが有利なのでしょう。

で、実際に映画やドラマを視聴した結果ですが正直に言えば「サウンドバー>ネックバンド>TVの内蔵スピーカー」なのですが、TVの内蔵スピーカーとの違いは明白です。その差は人によってとかそう言うレベルではありません。歴然です!段違いです!

TVのスピーカーでは全く再生しきれなかった小さい音や細かい繊細な音までしっかりと聴き取る事ができます。

さらに構造上、めちゃくちゃステレオ感は演出しやすい作りですので(Rスピーカーが右耳の直下に、Lスピーカーが左耳の直下にありますからね)、その点に関してはTVの内蔵スピーカーなど全く出番がありません。

サイズ

メーカー公式サイトによればサイズ感は最大外径寸法が約244mm × 53mm × 185mmで、質量は約318gとなっています。

本来ソニーの技術力をもってすればもっとコンパクトにできたはずだと思いますが、ある程度の音質を担保した結果がこのサイズなのだと思います。

実際に首から肩にかけて乗せてみると重さが気になる事はありませんが、2時間以上の映画を観る時など肩こりがある人にはやや気になる重さかもしれません。

逆に程良い重さがあるので、多少身体が動いたくらいでは中心がズレる事がない(ステレオの定位が崩れない)ので、これはこれで「あり」な重さなのだと思います。

バラエティ番組を見ながら本機を肩に乗せたまま冷蔵庫までお替わりのビールを取りに行く時でもしっかりと安定して肩の上に乗っています。

ワイヤレス接続

どうやってBluetoothでTVと接続するのかと言えば、本機に同梱のBluetoothトランスミッターがあり…

これにTVから光デジタルのOUTを挿入し、USBケーブルでTVもしくは直接電源タップから電源を供給します。(*BRAVIA XRシリーズではTVのUSBとの接続のみとなります。)

このトランスミッターと本機がBluetoothで接続されると言う仕組みです。

トランスミッターのサイズは約Φ58mm × 23mmとなっていますのでTVの全面にヒョコッと置いておけば、そこまで目立つ事なく設定が完了します。

また、本機はスマホなどの音楽プレーヤーからは直接Bluetooth接続で音を出せる仕組みにもなっていますので、ホームオーディオがない人でイヤホン・ヘッドホンでは耳が疲れてしまう時などはその代用品として使用するのも良いかもしれません。

ただし、映画やドラマであればそこまで気にならないのですが、音楽を聴くとセンターの定位がやや弱い(センターで鳴らなければならない音がセンターで鳴っていない)ように聞こえました。

その他

TV側の設定次第ですが、まずちょっと面倒なのが、本機を使用する際は一旦TVの音量を0にしなければならない事です。そうしないとTVからもネックスピーカーからも音が出てきてしまうためです。(*TVの機種によっては光デジタル回線が生きている場合はTVの音をカットできる機種もあります。)

さらに最大の欠点は一人用と言う事でしょう。ご夫婦やカップルで映画を鑑賞される際は本機を使用する事ができませんので、ここは素直にサウンドバーを導入するかTVのチープな音で我慢するしかありません。

逆に利点としては物理的にスピーカーの位置が自身の耳にかなり近付くため、同じ音の迫力を求めても音量を低く設定する事ができるようになるので、結果としてTVを試聴している部屋全体の騒音(生活音)音量は抑えられます。

派生の利点として、上記の事から例えば深夜にア○ルトなコンテンツを観る時も、自分自身はしっかり音を聴く事ができる音量でもリビングから離れた寝室等への音漏れを気にする必要がなくなります(笑)

まとめ

さすがにサウンドバーの疑似サラウンド機能が持つ包まれ感を体験する事はできませんので(BRAVIA XRシリーズでは体験できるようですが)、しっかりとその辺りを理解しており、それでもTV内蔵のスピーカーでは納得いかない人にはTVよりも何倍も良い音を堪能できますので強くオススメしたい商品です!

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